人権擁護委員２名の方と至学館大学教授が講師となり、「SOSの出し方講座」を行いました。この講座は、至学館大学が教材開発したプログラムによって大府市の全小学校４年生対象に行われています。

　冒頭は人権擁護委員の方から、人権についての話や人権ミニレターの紹介がありました。その後行われた「SOSの出し方講座」では、前半が身の回りの危険から身を守るための方法についてを、後半は自分の心を守るための方法についてを教えていただきました。後半の「友達がつらそうにしていたら、あなたはどうする？」という問いに、「どうしたのって声をかける」「一緒に遊んで楽しい気持ちになってもらう」などの優しい答えが返ってきました。講師の方からは「小学生（１０～１１歳）の３人に２人は、物事が上手くいかずに落ち込んだ経験がある。それは、私たち大人も一緒。一人で悩まないで、信頼できる周りの大人に相談していってほしい」という言葉をいただきました。

　講師の方の話を聞きながら、一人で乗り越えることも大切ですが、一人で抱え込まずに困ったときには「助けて」「手伝って」と言える「受援力」を身に付けさせていきたいと思いました。